河内のりたより塩屋号外)
                    

 平成27年度河内塩屋海苔生産体制取決め決定事項(平成27年11月2日決定
スローガン ◎生産者17世帯が団結して信頼ある塩屋のり作りを目指す!
◎味と歯切れを重視した美味しい海苔づくり
◎漁場の集団管理
◎作りの集団管理
1. 採苗期日について 熊本県のり養殖生産安定対策推進協議会に従う
「平成27年度採苗開始日 平成27年10月14日以降」
2. 糸状体の培養 適正な芽付けは美味しい海苔作りの基本である事を認識し、
採苗管理について 適正な芽数の確保に努める。(1センチに50個〜60個を目安とする)
◎「塩屋一番」は支柱漁場初摘み製品に限る。
      特に「うま味、柔らかさ、香り」を重視した管理を行う。
◎塩屋ブランド海苔「輝」種は選抜した美味しい品種に統一した、
共同培養場委託した種ガキに限る。
3. 育苗管理について 支柱漁場の主要な場所に水深棒を設置する。
育苗の養殖水位等を確認し2時間以上干出を目安に、潮の干満に合わせ、
毎日の高さ調整を徹底し、健全な養殖網を確保する。
4. 冷凍網について 健全な冷凍網を確保するために、組合や指導機関が行う病害検診の結果
をもとに、小芽であっても健全性を優先し、早期に冷凍入庫する。
5. 養殖管理について 初摘み海苔は、「美味しさ、柔らかさ」を優先し、早期摘採をする。
(1枚網あたり300枚以内 最終摘採日指導)
支柱の初摘み海苔は、「うま味、柔らかさ、香り」を重視した海苔作り
を考慮し、熟成機の使用を調整する。
集団管理を徹底して
1枚張り展開の水位 最低水位  160cm とする。
海苔製品つくりは、歯切れを重視し、入札会毎に組合より重量やミンチ
の大きさを指導し、統一した海苔作りを目指す。
6. 海苔活性剤の使用 熊本県のり安定対策推進協議会の決定事項に従い、適格性を有する
について 活性処理剤を使用し、熊本県認定品のみの使用する。
区画漁業権行使規則第4条に基づき決定した項目を遵守する。
     
7. 異物及び衛生管理 食品づくりの責任を各自強く認識し、異物混入防止を心掛け製品向上に
について 努める。
毎日の作業にチェックシート用いた、安全・安心な海苔づくりを行う。
1.異物及び金属混入防止対策
機械の整備を行い、異物検査機は毎年組合強制で点検整備済
異物検査機の毎日の清掃、テストピースの徹底、メーカー推奨感度徹底
青ペンキ混入を防ぐ為、漉き部分等をステン等に変更または、白ペンキ
対応等は処置済
帽子徹底 アルコール消毒 の徹底
金属片の混入を防ぐため、生産者全員の強力磁石の使用は徹底済
2.生菌数(細菌)防止対策
開始前、終了後のタンク類、ホース類、機械の毎日の十分な洗浄を行う。
毎日のミス洗浄、こまめなスポンジ交換を行う。
3.不良品混入の防止
全生産者の不良製品に対する抜き打ち検査を入札毎に行う。
異味、異臭早期発見のため、製造最初の500枚に赤○で囲んで区別し、
試食を必ず行う。(試食チェックシート記入)
4.検査場においても、金属検出器、]線検査機は導入済
8. 製品づくりについて @異物混入破れ混入の防止(自主選別の徹底)
※毎日開始前にテストピースを行う。選別機のメモリ厳守加工場の巡回
A重量や歯切れを重視したミンチの統一を目指す
(柔らかさ・歯切れを重視した、重量、ミンチを組合より毎回指導する)
B全面一斉撤去を行い、入札会毎に揃った製品の出荷
C検査の厳格化
(小目のミンチ指導、ミンチの大きさ歯切れを考慮した検査)
D検査員・職員で加工場を巡回し、海苔の状況を把握し生産体制を
監視・指導し、組合用チェックシート記入を行う。
9. 一斉撤去について 一斉撤去、一斉張込は良質の海苔作り、統一した海苔作りの基本の為
必ず行う。
 
「塩屋一番」について
塩屋を代表する「初摘み支柱製品の特に美味しい海苔」を区別化するため
「塩屋一番」等級継続(味検査実施)
検査内容は以下のとおりとする。
   ◎等級       塩屋1番  特等   1等
塩屋1番 ○特等  ○1等
塩屋1番 重特等  重1等      以上6等級のみ
以下の項目に当てはまるもののみ
条件1.初摘みの塩屋支柱製品に限定
条件2.うま味、柔らかさ、香りを重視
条件3.1網あたり300枚以内のもの
条件4.海苔成分計でたんぱく質量50%以上のもの
条件5.生産者自身が味・香り検査後、代表製品を出品
条件6.検査員が味、柔らかさ、色、つくりを総合的に検査し合格したもの
「塩屋一番」等級は、「輝」も含み
塩屋一番の基準を達成した製品のみに限定し、
合格がなかった場合は出品なしとする。
「輝」
輝の定義
塩屋のり研究会が中心となり、(美味しい塩屋海苔つくり)を目指し
味の良いアカツキ種とつくりの良い種を厳選し
共同培養場に委託した種ガキに限る
味・色・つくりを重視
初摘みと2回目摘みのみに限定
一網あたり300枚以内で摘採
味見検査後、ブランド等級にふさわしい海苔のみを選抜
「輝」海苔には「輝」の占用結束紙を使用する。